今回はピアノを使っての音楽セミナーの音響の依頼。
生ピアノとMC用と司会用とCD再生とBGM用とで、合計5チャンネル(内ステレオ2ch)
今回の主な機材はZOOM LiveTrak L-20R デジタルミキサー。
セミナーなので大げさにミキサー卓は設置せず、L-20Rを舞台袖に置き、会場後ろからipadで操作する予定だった。
この後、返しが多数チャンネル必要な現場あり、現在所有しているマルチケーブルではチャンネル数が足りないので、送り専用のマルチケーブルを新たに購入した。
しかし既成商品として、ボックス側がすべてXLR♂の製品は無く、HOSAの8chマルチケーブルのXLRを取り換えた物に作り替え、これを返し専用のマルチケーブルとした。
今回それをテストしたかったので、L-20Rは定位置設置にした。
送り専用マルチなので、ピアノマイクと司会用と講演者が操作するCD用のXLRは返還プラグを使い♀受けに変更している。
L-20RのモニターアウトはTRSなのでコネクターは、全てTRSホーンに取り換えているので、本来ならこれをin接続するにはXLRに変換しないといけないが、L-20Rの入力はコンボタイプなので、このまま接続できる。
12chマルチと8chマルチと比べれば、やはり12chの方が重いし扱いも面倒。少ないチャンネルの現場であればこの使い方もアリかなと。
8chの方は送り専用にしたので、12chは受け専用に改造しようかと考え中。
変換コネクターを使えば、1個体で受け・送りと対応できるし、2台使えば14ch受け・モニター4系統・メインアウト2系統と、現場に応じて組み換えが出来そう。
カナレのマルチボックスのように、♂♀XLRがパラってある仕様だと返還プラグなど考えず自由に組み替えれるのだが、ウチらの規模では予算オーバーの高嶺の花。
20ch以上のマルチとなれば、ボックスとケーブルがセパレートでないと取り回しも運搬も大変になってくるだろうから、この運用がベストかもしれない。
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※お願い
上記書き込みは改造方法を明記したもので推奨したものではありません。 改造を行う事によって機器の不具合や破損や事故、また保障が受けられなくなる恐れがあります、行われる場合はご自身の責任判断で行いください
新人バンドの登竜門として存在し、その後経営のゴタゴタから、その歴史を閉じ、今は別のライブハウスが継続していると聞いていたが、その旧場所から数メートル離れたところに新バナナホールが復活していた。
なつかしい箱が、どの様に変わっているか、興味津津であった。
場所は、東通商店街の一番外れ、アーケードの最東側に位置しており、機材搬入が楽だな!と第一印象。
というのは、時間により商店街道路は通行規制がある、すなわち手運びが強いられるから。
内部の雰囲気は旧バナナとは全く違い、ロック系のライブハウスな雰囲気。
所々に旧バナナらしさはあるのだが、旧ファンとしては少し残念。
DVDを発売するための完パケの製作依頼である。
7カム+PCMで約2時間のコンサートを、いつものワンマンオペレートで担当した。
ステージ正面にオペレート用4Kカム。その横にステージ全景の4kカムと観客席全景の4Kカム。
観客席内カミシモにリモート4Kカムが2台。ステージ内カミシモに2Kカムが2台の全7カム体制。
そのステージ内の1台が今回新導入の小型のカメラで、RX0を使用した。
スティールカメラにある、動画録画時間のシバリも無く、メディアの容量が続く限り録画できるのだが、熱上昇により強制的に録画が止まってしまう。
10分持つか持たないか?なのだ。
長時間録画の条件にメディアもクリア、バッテリーもモバイルが使えるので、これもクリア、だが熱のため10分で止まってしまう。
ならば放熱させればと、アルミ製ボデイプロテクターを装着して試し撮りしたところ、メディアいっぱいの8時間以上の録画に成功。
これで本番OKかと思いきや、WiFiでのリモート操作をすれば、これまた熱により強制終了。
小型のリモート雲台とこのWiFiリモートを使い遠隔オペレートする予定なので、さらなる熱対策が必要になった。
ならばと、小型ファンを装着して強制冷却してみた。結果は狙いどおり、WiFiを入れながらの長時間録画が可能になった。
依頼者さんの持ち歌はポップな曲なのだが、演歌もお好きらしく、数曲の演歌もカヴァーされていた。
バナナホールより関係者全員に振る舞われたバナナジュース。リハ終了後の休憩時間に頂き、味は格別!ごちそうさまでした。
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現在、カムの1台をワイヤードで遠隔オペレートしている。
本来ならば、雲台コントロールケーブルとズーム操作などのLANCケーブル、それとモニター用の同軸ケーブルをリアルオペレート操作で陣取っている客席後方と、客席中寄側面に設置しているリモートカムまでを、ケーブルで接続しなければならないのだが、少しでも省力すべく、1本のマルチケーブルを自作して運用している。
それでも、仕込みとバラしのケーブル設営やその養生。20mと30mのケーブルを準備しているのだが、そこそこ重量もあるし容積もある。
そこで今回、その負担を減らすべく、完全ケーブルレスを構築してみた。
まずワイヤレス雲台だが、いろいろ物色した結果「Andoer YT-3000」を選択。
今回今までより高額な商品なのでやや不安であったが、過去に購入した商品の自己評価を元に購入した。
商品の梱包状態もしっかりしており、物自体も頑丈で各接合部分の制度も良い。動きも問題なく、仕様重量以上のカムを載せても動いてくれた。
今のところ見通し距離で30mは全く問題なく無線で動いているので、仕様上限の50mは動きそう?
やや問題点はアルミ躯体なのだが重量は5キロほどなのでカムを載せればそこそこの重量になってしまう。
少々乱暴な扱いでも耐えられそうな躯体なので、この重量は致し方ないかも。
それに比べリモコン(送信機)は、とても貧弱である。これはおもちゃと思えるレベルで、2個付属しているのだが、どちらもである。
白色躯体の方は、超安物ドローンの送信機のような物に、ポップアンテナ!昭和のおもちゃトランシーバでもなかろうに、すぐにポキッと折れそうで怖い。
もう一方は、黒色躯体でプレステのコントローラーもどき。最初なぜにスティクが2個も?と思ったが、180°動くスティクではなく、右が左右に動き、左が上下に動くのみで、それぞれパンとティルトになっている。
両手で使うような仕様のため、これを分解して基盤のみを利用して、片手で使えるようなコントローラーを自作した。
雲台はワイヤレスになったので、次はズームコントロールとモニターの無線化すべく購入したのがワイヤレスHDMI。
これも中華製は安価にあるのだが、無線で問題が出るのがペアリングと到達距離。
タイトな仕込み時間でペアリングが取れないと汗汗になってしまうので、ここは安心の国産メーカーを選択。
到達距離は公表距離の半分と考えて、このサンワダイレクト400-VGA014を選択した。
アンテナが取り外せるので運用時も邪魔にならないし、電源もモバイルバッテリーが使えるのでACがなくとも運用できる。
それに一番の懸念だったペアリングも今のところ一発で繋がっている。
だが、欠点もある、モニター画像が遅れて表示される.。
遅れるといっても1秒も遅れないのだが、見てわかるぐらいなので、スイッチングでの収録は使いづらいだろう。
当方はパラ収録用のモニターなのでこれぐらいの遅延であれば全く問題ない。
躯体がやや大きく、これの半分ぐらいであればベストだっただろう。
このワイヤレスHDMIの機能の一つであるIR機能を使い、赤外線リモコンコマンダーの操作を伝送している。
赤外線ズームリモコンのIR信号を無線化して送信機から受信機に送りそこでまたIR信号に戻しカムに赤外線伝送する仕組み。
だが、元はTVチャンネル操作などのコマンドを送る仕様のため、あまり長い操作は送れない。約5秒ぐらいか?
テレからワイドのスローズームでは途中で止まってしまうことに。また押し直せば動いてくれるのだが・・・。
そして、これはあるコンサート会場で起こった現象なのだが、撮影禁止イベントで、一場面だけ撮影が許可された部分があり、
観客が一斉にスマホで写真動画を撮り始めた途端、モニターがカクカクしてフリーズしてしまった。
多分WiFiの干渉で動作に不具合が出たのだろう。
撮影タイムが終われば元に戻った。これの使用周波数は5GHzなので、常時WiFi電波が多い環境では使えないかも?
ちなみに雲台の方は2GHzで、正常動作していた。
望遠でのパンで、一瞬だけ操作するのだが1人分の顔が行き過ぎてしまう。ジャストな位置にフレミングしにくいのだ。
そこで改良すべく、躯体を分解してみれば、速度コントローラのボリュームが2連になっていて、一方が使われれいない状態だった。
その一方の抵抗を直列して抵抗値を増やすことにした。これで従来よりパンスピードが遅くなり、画角を決めやすくなったが、また、保証期間中に躯体をバラしてしまった^^;)
数年前の中華製の中身は目を覆いたくなるよな仕上げだったが、昨今はんだ付けしかり、丁重な作りの物が増えてきているように思うが、そこは中華製!期待するようなパフォーマンスであるかどうか?及び耐久性など、続けてレポートしていく予定。
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オンマイクがないピアノや声楽などの生音のみの場合はどうするか?
会場設置の吊りマイクを使える場合は良いが、その設備が備わっていない所は、舞台中央にマイクスタンドで高々とセッティングしたい。
が、観客の目障りになるのでそう言うわけには行かない。
なので後方のビデオカメラ設置場所あたりからマイキングすると、音源があまりにも遠い。
ビデオカメラだと望遠レンズで被写体にフォーカスできるのだが、マイクにはその機能がない。
ガンマイクを使用しても効果があるのは直下1mぐらい、それ以上は周辺ノイズが盛大に入ってくる。
そこでやむ無く舞台床上にマイキングするのだが、パッチ設備がある会場なら配線にさほど苦労はないが、
ない場合は舞台前方中央からホール後方中央まで配線しなくてはならので、それにかかる時間も部材も大変である。
一番簡便な方法は、小型レコーダーをそのマイク位置にセッティングする。
これの欠点は、リアルタイムに調整できないが、手元にあってもリハーサル時にセットした調整値を本番でいじることはほとんどない。
昨今デジタル録音なので小さい目のレベルでも、S/Nはあまり神経質になることはなく、
もしものクリップにもリミッターがあるので欠点にはならないと思う。
その方法を取るべく、各社の小型ICレコーダーを物色した。
最低条件は、リニアPCM44.1k16bit以上と、5時間以上のバッテリー駆動のもの。
いろいろ物色中にZOOM社のF1というフィールドレコーダーが最有力候補。
現在ZOOM社のH6を使用しているので、そのオプションであるアタッチメントマイクをほぼ所有している。
これらをF1にも流用できるのが大きなアドバンテージであった。
別バージョンとしてガンマイクを搭載したF1-SPというパッケージもある。
これには付属でジョックマウントがあるので、これを介在させれば三脚に固定できる。
しかし、ガンマイクはすでに所有しているので(SSH-6)無駄である。
別売で専用ショックマウントのみが購入できるが(SMF-1)4000円もする。
付属のベルトクリップに穴を開け、その裏側に1/4インチナットをロウ着けした。
ナットの一部がクリップ上部に干渉したので、その部分を削っている。
熱を加えるとメッキが剥がれるかと思ったが、ロウ着周辺が少し曇った程度で美観も変わらなく収まった。
ベルトクリップ自体もオプションで別売されているので、完全ノーマルに戻すことも出来る。800円かかるけど^^:)
※お願い
上記書き込みは改造方法を明記したもので推奨したものではありません。 改造を行う事によって機器の不具合や破損や事故、また保障が受けられなくなる恐れがあります、行われる場合はご自身の責任判断で行いください
会場は、ピアノ常設のカフェで、プラス生ドラムとウッドベースとEベースでバックバンドを組んである。
生徒さんのボーカルはソロ及びデュオ。
メインSPはエレクトロボイスのZLX-12Pを2発。モニターは各楽器とボーカル用にステージパスを各1発ずつの計4発。
マイクはピアノ・ウッドベースにSM-57。ボーカルにSM-58。EベースはDI送り。ドラムにはマイキングなし。
ミキシングは前回製作のMGP12Xとグライコのコラボパックと、これまた、前回改変のマルチケーブルも用意した。
ビデオは、4Kの2カムで固定撮影。ポスプロで4Kズームを使い、動のある画に仕上げる予定。
PAは1曲ごとにボーカリストが変わるのでリアルタイムでのオペレート。
搬入・搬出はもとより、PAやカメラのセッティングから調整、本番のオペレートまで全てワンマン。
タイトな時間設定でもあったので、猫の手でも、と言いたい所であった・・・^^;
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